the concert report by Jean-Marc Luisada fan

コンサートリポート2000

 

2001年の来日について

このページにあるのは、コンサートリポートというよりも、ファンのための掲示板に私が書きこんだ、コンサートの感想のようなものです。
HPを新しくする際に、情報を整理していたら出てきたので、雰囲気だけでも伝わるかな…と、UPしました。
ですので、読みづらい部分が多々あると思いますが、ご了承くださいませ。
本当は、王子ホールと、三鷹のホールのコンサートにも行ったのですが、そちらの報告は、なぜか見つかりません…。
見つかったらUPするつもりでいますが、保存されていない可能性も…。
…という訳で、見つかったもののみの中途半端な公開です。

 

リサイタルin横浜 11月12日日曜日(♪)

愛と哀しみの旋律』11月14日火曜日(♪)
ピアノ協奏曲with親日フィル 11月17日金曜日(♪)
リサイタルin八ヶ岳 11月18日土曜日(♪)
リサイタルin名古屋 11月26日日曜日(♪)

リサイタルin横浜 11月12日日曜日
(♪)

すぐれた芸術と言うのは、すべからく、相反する二つの要素を同時に内包しているものだと思う。
そして、今日のルイサダ先生の演奏は、まさにそんな感じだった。
透徹したfと空気に溶け込むようなp。
心臓をつかまれるような緊張とリラックス。
軽快と荘厳。華やかさと落ちつき。繊細と大胆。…など…。
しかも、その変化の幅が大きく、しかも、滑らかなのだ!!
とてもとても大きな大きな音楽…。
HPを作っちゃったほどのファンではあったけれど、
改めてルイサダ先生の弾くショパンに恋をした感じ…。
残念だったのは、「舟歌」を弾く予定だったのが、「英雄ポロネーズ」に
変わってしまっていたこと…。
いや、「英雄ポロネーズ」がいけない訳ではないけれど、「舟歌」は、
一番楽しみにしていたプログラムだったので、ちょっとがっかり…。
次の公演に期待です。
しかし、連れていった生徒のH君は、「英雄ポロネーズ」が大好きなので、喜んでいた。

アンコールは、
シューベルト:ソナタ イ長調(たぶん…) と、
シューマン:パピヨン
どちらも、生命感に溢れた素晴らしい演奏でした。

(♪)

『愛と哀しみの旋律』11月14日火曜日
(♪)

初日に行ってまいりました…。

演劇とピアノ演奏のコラボレーションって、一体、どんな風に行われるのかしら…と、
CDを聴いたり、ネットで画像を見たりしていたのだけれど、全く想像が想像がつかなかった。
しかし、始まった途端に引き込まれ、休憩なしだったにも関わらず、
まったく長さを感じなかった。
ルイサダ先生の演奏を聴きに行く…と思っていたのだけれど、
そして、モチロンそれは、素晴らしかったのだけれど、
あの時代の、ジョルジュ・サンド…という女性の生き方に、魅了されてしまった。

サンドの書簡をもとに書かれたテキストを、サンド役のメリルが演じていく。
ショパン役のルイサダ先生は、ピアノの前で、まるでその場で生まれたかのように、
新鮮な楽想に満ちた音楽を奏でていく。
このようなシチューションで弾かれるのに、ルイサダ先生の演奏はぴったりだと感じた。

ショパンの最期のシーンでは、ショパンとルイサダ先生がダブってしまって、
亡くなる哀しみは、リアルに胸にせまってきてしまった。縁起でもない…。

本当は、もう少し詳しく書きたい部分もあるのだけれど、
明日いらっしゃる方が万が一読んでしまうと困るので、今日はここまで…。
モチロン(!)明日も行くので、そしたら、少し詳しく書こうかな…。

演劇としても、コンサートとしても楽しめる内容であったのは、間違いありません。

(♪)

ピアノ協奏曲with親日フィル 11月17日金曜日
(♪)

とてもステキでした!!
トリルの美しさと言ったら!!!!

ただ、一つ不満を言うとすれば、会場の音響でしょうか。
何だか、ピアノの音も、オケの音も散漫になってしまうホールだった…というコトを、
改めて思い出しました。

(♪)

リサイタルin八ヶ岳 11月18日土曜日
(♪)

コンサートが開かれた、八ヶ岳高原音楽堂は、1度は行ってみたいホールでした。
でも、そうそう簡単に行かれる場所ではないので、せっかくなら、
憧れの会場で、ルイサダ先生の演奏を聴いてみたい…と思っていました。
…と言う訳で、憧れがやっと一つ実現した訳です。

車の免許のない私が八ヶ岳に行くのは、結構大変です。
午前11時新宿発のあずさに乗って、小淵沢まで行き、そこから小海線に乗って、野辺山まで行きます。
ちなみに、この野辺山駅は、日本で一番標高が高い所にある駅…だとか…。
駅に降り立っただけで、空気が澄んでいるのが分ります。
所が、ここまで来て、ハタと悩みました。
ここから先、どうやって行くのだろう…????
全く、我ながら、呆れたものです…。 (;^_^A
しかし、ウロウロ、キョロキョロしているうちに、八ヶ岳高原ロッジのシャトルバスを発見!
乗せてもらえるかどうかを尋ねると、OKというコトで、一安心して乗り込みました。
ロッジに到着して部屋に入って、先ず私がしたことは、携帯電話の電波が届いているかどうか…。
なんと、驚くべきことに、バッチリです。
そして、これは、車で数分の音楽堂も同じでした。
…という訳で、チョコっと掲示板に書き込みをしたりして…。 σ(^◇^;)
その後、ロビーに降りてお土産を物色したり、ラウンジでお茶したりして、過ごしました。
あとで考えてみれば、この時に、周辺をちょっと散歩したりすれば良かったのですが、
気持ちは、もう既にコンサートに飛んでいて、散歩…など、思いつきもしなかったのです…。

5時過ぎて、コンサート会場へのシャトルバスに乗る人達が、ロビーに集まっています。
私と一緒に行った妹も、シャトルバスに乗り込みました。
乗ること十分足らず…、会場である、憧れの八ヶ岳高原音楽堂に到着。
中にはいると、そこは、広いホワイエです。
席は何と、抽選で決定…。
運良く、ステージ向かって左側の前から4列目の席をゲット!
変な席にならなくて、本当にラッキーでした。
席を抽選で決める…というのも、普通のコンサートではないことですが、
ホワイエに飲み物(ワインも!)やサンドイッチが置いてあって、
自由にいただけるようになっている…というのも、また、ここでのコンサートならでは…
のようです。私は、赤ワインをいただきました。
ホワイエがにぎわってきた頃に、ようやく、ホールの扉が開きます。
中は、かなりの広さで、周囲はガラス張り。
夜の暗闇ま中に、ライトアップされた木々が浮かび上がっています。
座席数は250ということで、空間がとてもゆったりしているように感じます。
椅子の幅も心なしか広く、ゆったりしています。
隣の方がパヴァロッティのような体型の外国の方だったのですが、全く気になりませんでした。
このように、時間と空間を贅沢に使ったコンサートの始まりを待つばかりとなりました。

照明が変わって、いよいよ、コンサートの始まりです。
『ショパンの夕べ』ということで、横浜と同じ、オールショパンプログラム。
私にとっては残念なことに、「舟歌」は、またもや「英雄ポロネーズ」に変更されました。
しかし、聴衆の中には、この変更を喜んでいらっしゃる方が多かったようです。

前半の演奏では、やはり、「華麗なる大円舞曲」のスケールの大きな演奏と
「スケルツォ第2番」のドラマチックな美しさが特に素晴らしかったように思いました。
スケルツォの最初の1つのフレーズを聴くだけで、ゾクゾクするような凄みがあります。
ピアノから音楽を引き出すような演奏にすっかり、引き込まれてしまいました。
美しいのは、いつものコトですが、空気が澄んでいる、ゆったりした空間で聴くと、
ことさら美しく感じます。
澄んだ空気の中では音が特別美しく響くものなのか、それとも、澄んだ空気の中では、
人間の感覚がことさらに鋭敏になるのか、とにもかくにも、美しい余韻を残して、
前半の演奏は終えました。

休憩時間には、これまた、飲み物を自由に飲むことができます。
感想を言い合う声が聞こえましたが、それらは、総じて感動を伝え合うものでした。
休憩時間が過ぎると、後半の演奏です。
楽しみ…ではあるのですが、しかし、幸せな時間がだんだん少なくなるのは、
寂しくもあります。

後半の演奏は、ノクターンop.62-1からです。
このタイプの曲でのルイサダ先生の演奏の美しさは格別です。
まさに、心振るわせる演奏…といった感じです。
「幻想曲」は、相変わらずの美しさ。
そして、年を重ねるごとに、どんどん演奏のスケールが大きくなっています。
ドラマチックで胸を打つ演奏。
ガラスに映った演奏する姿を見ると、左手が、かなりしっかり、しかし、丁寧に繊細に、
バスのラインを描こうとしているのが分ります。
少しだけ、ルイサダ先生の演奏の秘密を垣間見た気がしました。
通常の手の動きに加えて、鏡に映った手の動きも見られる…なんて、
普通の演奏会では、なかなかないことです。
今回の来日で、5回目の演奏会だったので、細かい部分を観察する余裕が出てきた…
というのも、あったのかも知れません。
そして、最後は「英雄ポロネーズ」。
しかし、この曲を弾くには、この会場のピアノは、問題がありました。

ピアノにあった問題とは何か…と言うと、鍵盤の反応が余りよくなさそうなのです。
前半の「華麗なる大円舞曲」の連打でも、かなり苦労されているようでしたが、
ルイサダ先生のテクニックなら、あの程度はカバーできたようです。
しかし、「英雄ポロネーズ」では、かなり苦しそうな部分もありました。
演奏の後、
“I'm really suprised, such a beautiful place, but such a piano.”
とおっしゃっていました。
このことに関しては、翌日、parisienさんのコンサートで伴奏をされたY氏も
「あんな所にずっと置いてあるピアノのコンディションが良いわけはないんですよね。
 気温・湿度の変化が激しすぎますから…。」
とおっしゃっていました。納得です。

アンコールには、シューマンの「アラベスク」と、ショパンの「プレリュードop.28-17」。
どちらも、美しい音色で、心に染み込むような演奏です。

コンサートが終わってホワイエに行くと、
『CDを購入した方に限り、サインを致します』
という案内がありました。
妹がCDを買っていたので、一緒に並びます。
順番が来ると、私と妹を見比べて、
“Your sister?”
とおっしゃるので、
“Yes, we look like twins.”
と言うと、頷いていらっしゃいました。(私たち姉妹は、本当に似ているらしいのです)
しかし、サインをしながらも咳き込んでいるのが気になります。
風邪をひいていらっしゃるようでした。

コンサートの後は、ロッジに戻って、ディナーパーティーです。
ルイサダ先生もご参加されて、一緒に写真を撮る方も、大勢いらっしゃいました。
しかし、一部の人がルイサダ先生を独占している感じなのが気になりました。
きっと、不満な方もいらしたような…。
私も、写真を撮りたい気もしたのですが、お風邪をひいていて辛そうなのが分ると、
お願いできませんでした。

時間・空間・お金(!?)を贅沢に使ったコンサート。
ひと味違って、とても楽しめました。

(♪)

リサイタルin名古屋 11月26日日曜日
(♪)

名古屋のコンサート、素敵でした。
考えてみたら、アンコール以外で、ショパン以外の曲を聴いたのは、
今回は、今日が初めてでした。
会場の音響の問題や、ピアノのピッチの問題など、気になる点は多かったのですが、
それでも、なお、素晴らしい演奏でした!
アンコールは、ショパンのプレリュード(?)と幻想曲でした。
この幻想曲がまた良かった!! (*^o^*)

(♪)

 

 

 

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